正直者はバカをみる?
「正直者はバカをみる」とは、世の中には不正やごまかしをする人が得をする場面がある、という経験則から生まれた言葉。
確かに、正直であるがゆえに損をしたり、不利な立場に置かれることもある。
しかし、それは本当に「バカをみている」ことなのだろうか?
仕事をまじめにやっているのに、手を抜いている同僚のほうが評価される。
約束を守っているのに、他の人は破って得をしている。
お金や人間関係で損をすることがある。
こうした経験をすると、「正直にしている自分がバカをみているのでは?」と感じるのも無理はない。
なので、確かに短期的にはバカをみることもあるのが事実だが、正直であることが長期的に見れば「信用」という形で大きな価値を生むのもまた事実。
短期的には損をすることがあっても、最終的には「信頼される人」のほうが多くの良い機会に恵まれるので、正直者がバカをみるのではなく、正直者だからこそ築けるものがある。
長期的には信頼が財産になるので、堂々と正直者であれ!





