対話を反故にするリスク。
話し合いの結果が無視されることは、国際社会における国と国との間では、協定を勝手に離脱しちゃったり、後から解釈を変えて難癖を言ってきたりと、特に枚挙にいとまがない。
これ、国の中はその国の法律によってある程度統治されているからイイんだけど、国同士となると国の成り立ちとか、基本的な思想とか、政治体質とか、地理的条件とか、そもそものスタートの部分からして其々が全然違うので、どうしたって自国の論理や立場が優先されてしまうからで、それ自体は仕方のないものだとは思う。
だからこそ、先人たちはそれをなんとかするべく国連をはじめとする国際機関を設立し、国同士の争いごとの解決策を講じてきたのだが、如何せんその国際機関が大国や戦勝国に有利な体制だったり、守らなかった時の罰則が弱かったり無かったりしているので、機能不全を起こしてしまっているのが現状だ。
対話の結果を無視することによるリスクがもっと大きければ、なかなか反故にするこてはできない(となると、今度はなかなか対話による決まり事も決まりにくくなるという問題はあるのだけれど…)。
そんな統治機能ができるまでには、あと2~3回の世界大戦が必要なんだろうなぁ~。
まあ、あと3回も世界大戦があったら、統治機能ができる前に世界は滅びてしまうだろうけど…。