集団心理。
最初は誰かが誰かを冗談でかまっていただけなのに、別の誰かが同じようにその人をかまい始めると、あっという間にいじめに発展してしまうことがある。
人は、1対1なら、そもそもある程度仲が良いからこそその2人は近づいたわけだから、意見や考え方に相違があったとしても、なかなか極端な方向には進まず、軽い口げんかや2~3日の絶交くらいで終わるものだ。
でも、そのどちらか一方に賛同者が現れると、個人の意見よりも極端な方向に進んでしまう。
これを集団極性化という。
なので、自分が加害者にならないように、集団極性化が起こりそうになったら立ち止まり、そもそもなんで意見が食い違っているのか?なんで対立しているのか?をもう一度考え、本当の自分の考えは何だったのか?そして自分はどうしたいのかを、きちんと考え直すことが大切である。
逆に被害者になりそうになったら、初期の段階では自己主張を取り下げるか、一定期間その相手との距離をあけること。
もう収拾がつかないところまで来てしまっているのなら、信頼できる他者に一刻も早く相談し、一人で抱えないことが大切。
事態をエスカレートさせて大火災にならないよう、集団心理というものを理解して、火が出てもボヤで済む方法を知っておくことが大切なのだ。
PHOTO:© karelnoppe- Fotolia.com
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