平等。
ボクの奥さんは外国人なので、日々の会話の中で「あれ?なんか噛み合わないな??」と思うことが多々ある。
そんな時はその単語のニュアンスを確認する作業が必要なのだが、先日は『平等』という単語で噛み合わなかった。
日本人のボク的には、平等とは『みんなで分け与えて同じ状態であること、一緒であること』をイメージしていたのだが、奥さん的には『お互いが違うことを認め合うこと』こそが平等なんだそうな。
例えば、2人の人が仕事をして、一人が1万円、もう一人は3千円しかもらえなかったとする。
そんな話を聞いたら、ボクなら「不公平だ!平等じゃないじゃないか!!」と怒るだろうが、奥さん的には「2人の仕事の内容は?」と、1万円の人と3千円の人との違いを確認するのだ。
で、1万円の人には1万円を貰えるだけの、3千円の人には3千円なりの仕事内容であったのなら、この2人は平等だと言うのだ。
そこで理解したのは、日本人的には平等とは『公平』とイコールなのに対し、奥さん的には平等とは『公正』とイコールなんだと言うこと。
なるほど、これで話が噛み合った。
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