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2012/09/07

偏狭なイメージ。

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タイという国に係わってかれこれ20年。
自分は一般的な人が思うタイに対する感覚が全然わからなくなってしまったので、『タイってどんなイメージ?』とちょっとヒアリングしてみたら、いやあ、出るわ出るわ、タイに対するマイナスイメージ。

■政治混乱。デモ。
まあ、確かにそうなんだけど、ドンパチやったりデパートが燃やされたりってのはほんの一時期、しかもほんの一部の地域であって、一般市民はあの時も普通に生活してたんだけどなぁ…。

■スリ。殺人事件。危険な場所。
ボクは今まで一度もスリに遭ったこともなければ、殺傷沙汰になったこともないよ。
酔っぱらって道端で寝ちゃったこともあったけど、何も盗られず無事だったよ。
まあ、この行為自体は推奨しないし、たまたまボクが大丈夫だっただけなのかもしれないけど、まあ少なくともみんなが思うほど危険じゃないよ。

■スラム街。貧乏。
タイにはスラム街と呼ぶようなところはほとんどないよ。
映画「スラムドッグミリオネア」(インドの話)とか、テレビでたまにみるフィリピンのスラム街とかのイメージが強いのかな?
タイも貧乏な人は確かに多いけど、貧乏は貧乏なりに明るく暮らしてる人が多いし、それなりに小ざっぱりしていて、日本の乞食とかとはちょっと違うんだよなぁ~。

■汚い。臭い。
まあ、一部ドブ川とかは匂うし、トイレは習慣が違うので抵抗があるのは事実。
けど、基本的にタイ人は洗濯が大好きで1日に何回も着替えるし、清潔感に関しては日本人以上に意識している人が多いぞ。
料理は、ナンプラーとかパクチーのニオイが苦手な人には確かにキツイだろうけど、慣れればホントに美味しいんだよ。

■性風俗産業。買春ツアー。
ボクも「お世話になったことは無い」と言ったらウソになるが、決してそれだけではないんだぞ。
一部のエリアはそれ専門の街になってたりするが、それは日本の歌舞伎町だって一緒。
日本全体から見たら歌舞伎町はほんの一角なのと同じで、タイだってそれはほんの一角、ごく僅かなエリア。
その産業に従事している人の割合だって、日本と大差ないハズだぞ。

■人身売買。臓器売買。
これは闇の世界なので真偽のほどはボクも定かではないけれど、やっぱり映画の影響が強いんじゃないかな?
以前も書いたけど、映画「闇の子供たち」ってのは、“世界のどこかで起こっている問題を題材に、タイを舞台にした創作”と製作サイドも言っているフィクション。
少なくとも、一般人においてはこんな話、聞いたことないぞ!!

タイは観光地としてメジャーな国だし、自分の中ではまったく危険な国でもなく、清潔でご飯も美味しく、いろんな面で日本に近い国という印象が強いのだが、タイに一度も来たことがない人にとっては、あまり良い印象を持っていない人が多いようだ。

どうも、東南アジアからインド辺りまでの負のイメージがごちゃ混ぜになって、それら全てがタイのイメージに置き換わっているようだ。

まあ、確かにボクも、アフリカとか東ヨーロッパとか、どこの国がどうで何がどう違うのかイマイチわかっていないので、東南アジアが身近でない人にとっては、タイもインドもフィリピンもみんな一緒なのだろう。

ただ、タイと言う国と深く係り合ってきたボク的には、どうかそんな偏狭なイメージから、一人でも多くの日本人が脱却してくれればと願ってやまない。

イチバン良いのは、ボクと一緒にタイに行けば、きっとこんなイメージは払拭されてタイが大好きになるハズ。

なので、ボクと一緒にタイへ遊びに行きませんか?

PHOTO:© focusp - Fotolia.com

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