人の振りを見る。
今日、とある機械を一台増やしたのだが、今回はこれまでとは別メーカーの機械を導入した。
営業マンが足繁く通ってくれ、有益な情報もいっぱいもらったので、お礼の意味で導入した面もあるが、それ以上にこれまでのメーカーが、既存顧客に対してあまり力を入れず、ウチを少々放置状態にしていたからというのがイチバンの理由だ。
確かに、今までの状態ではこれ以上の台数を導入する可能性は低かったので訪問する価値は低かったのかもしれないが、不意に必要になることもある。
今回だって既に参入している分、これまでのメーカーの方が何十倍も有利だったのにも係わらず、みすみす他メーカーに新規参入を許してしまったのだ。
まあ、新規参入メーカーはこれから既存メーカーとの比較の目にさらされるわけで、本当の勝負はこれからなのかも知れないが、それでも既存メーカーはもったいないことをしたものだ。
翻って自分たちはどうだろうか?
過去に取引があったにも係わらず、現在は取引が無いお客さんって、ちょっと考えただけでもいっぱい居る。
これ、需要が無くなったお客さんもあるだろうが、ほとんどのお客様はどこか他社に移ってしまったんだと思う。
既存顧客は、新規参入よりずっと低コストで安定的な受注に貢献してくれる。
なので、このお客はウチの客なんてあぐらをかいて手を抜かず、だからこそ大切にしてゆかなければならないのだ。
人の振り見て我が振りを気をつけなければ。
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