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2007/03/31

行き先を示す。

Ami_0004b電車だって船だって飛行機だってバスだって、どんなものでも行き先が示されている。

だって、行き先もわからないのに乗るバカはほとんどいないハズだから。

これ、会社も同じ。

どっちに向かって進んでゆくのかをキチンと示さなきゃ、社員は安心して働くことができない。

しかも、行動や判断に悩んだときにも、行き先がちゃんと示されていれば、それと照らし合わせることで自分の方向性を確認でき誤った判断を防ぐこともできるが、行き先がわからなければ自分の立ち位置が正しいのかどうかも判断できず、勝手な判断で行動するか、もしくは何もしないのが最善の策になってしまう。

なので、経営者は会社の行き先をキチンと示さなければならない。

たとえ大風呂敷だろうと狂言だろうと、何も示さないよりは全然イイのだ。

2007/03/30

人の振りを見る。

Image_109今日、とある機械を一台増やしたのだが、今回はこれまでとは別メーカーの機械を導入した。

営業マンが足繁く通ってくれ、有益な情報もいっぱいもらったので、お礼の意味で導入した面もあるが、それ以上にこれまでのメーカーが、既存顧客に対してあまり力を入れず、ウチを少々放置状態にしていたからというのがイチバンの理由だ。

確かに、今までの状態ではこれ以上の台数を導入する可能性は低かったので訪問する価値は低かったのかもしれないが、不意に必要になることもある。

今回だって既に参入している分、これまでのメーカーの方が何十倍も有利だったのにも係わらず、みすみす他メーカーに新規参入を許してしまったのだ。

まあ、新規参入メーカーはこれから既存メーカーとの比較の目にさらされるわけで、本当の勝負はこれからなのかも知れないが、それでも既存メーカーはもったいないことをしたものだ。

翻って自分たちはどうだろうか?

過去に取引があったにも係わらず、現在は取引が無いお客さんって、ちょっと考えただけでもいっぱい居る。

これ、需要が無くなったお客さんもあるだろうが、ほとんどのお客様はどこか他社に移ってしまったんだと思う。

既存顧客は、新規参入よりずっと低コストで安定的な受注に貢献してくれる。

なので、このお客はウチの客なんてあぐらをかいて手を抜かず、だからこそ大切にしてゆかなければならないのだ。

人の振り見て我が振りを気をつけなければ。

2007/03/28

期待しない。

Gum01_ph02011人間関係で『イラッ(-∀ー#)』とすることって多い。

でも、『イラッ(-∀ー#)』としても、本人も、相手も、誰も何の得にならないばかりか、『イラッ(-∀ー#)』の勢いで怒鳴ったり罵ったり余計なことを口走ってしまったりで、より一層人間関係を悪化させてしまうことが多い。

この、人間関係における『イラッ(-∀ー#)』の大半は、自分が期待したことに対して、相手が足りなかったり違ったりするときだと思う。

でも、そもそも相手は自分とは違う人なんだから、100%期待通りになんて動いてくれるはずが無い。

だから、人に物事を頼んだり指示命令を出したりするときには、最初っから相手に必要以上に期待しないことが大切なんだと思う。

そう割り切っていれば、イライラすることってほとんどなくなるはず。

まあ、それでもついつい期待しちゃっては『イラッ(-∀ー#)』としちゃうのだが、そんな時こそセルフコントロールに努めてほしい。

『イラッ(-∀ー#)』から来るエネルギーなんて、誰もハッピーにさせてくれないのだから。

2007/03/27

不快感。

Fotolia_51892817_xs

昨晩、様々な社会の問題を追及する番組をやっていたのだが、ボクは少々この番組に不快感を感じた。

確かに不正をはたらいている会社や行政はいけないのだが、それらを取材する側の態度がなっていない気がした。

ボクだけなのかもしれないが、『悪いことをやっているヤツには、どんな態度で挑もうと、どんな言葉遣いをしようとも、どんな服装で会おうともかまわない。
だってヤツ達は悪者で、オレたちは国民の代表だから!』って思いながら取材している雰囲気がアリアリに感じられたのだ。

どんな人に会おうとも、最低限の礼儀というものがあると思うのだが、国民の代表を自負しているメディアの人たちが、あんな態度をとってていいのだろうか?

正義は何をやってもイイのだろうか?

そんなの真の正義ではなく、ただの偽善なのではないだろうか?

PICTURE:© tearoad - Fotolia.com

2007/03/21

新入社員研修。

Dsc00953_9今年も学卒新入社員の研修がはじまり、恒例の筑波山合宿に講師として出向いた。

ただ、一応ボクは安全衛生管理者なので、今日は専務取締役としてではなく衛生管理者として安全衛生に関しての講義だったのだが・・・。

衛生管理者の資格は持ってはいるものの、もう何年も前のことですっかり忘れちゃってたので、昨日は一応本を読み返してはおいたが、やっぱり一夜漬けではダメで、与えられた2時間の時間配分をすっかり誤り、やりたいことの半分ちょっとしかできなかった…。

近いうちにもういちど時間をもらって、残りの分をやらなきゃ!!

ちなみに今年の新入社員は6人。

内訳は、大卒1名、専門学校卒3名、高卒2名。
男女の内訳では、男子4名、女子2名。

例年に比べるとやや少ないのだが、その分少数精鋭なのだろう。

早く育って、会社に貢献してくれたまえ!

2007/03/19

弱点。

Image_102人間、何かひとつやふたつの弱点はあるものだが、そこそこ強い人ってのはなかなか自分の弱さを認められず、結果として無駄な努力や無駄な作業をしてしまい、しかもやっぱりイイ結果があがらないってことが多い。

例えば、体力に自信がある人って、風邪なのに無理してこじらせちゃったり、重いものを無理に持って腰を痛めちゃったりするのだが、ハナから体力に自信が無い人だったら、無理をせず早めに帰るとか、ひきはじめに薬を飲んでおくとかしてこじらせないようにするだろうし、重いものだって誰かに手伝ってもらうとか、何か道具を使うとかして、体に無理な負担がかからないよう未然に防ぐ努力をするはずだ。

なので、いろんな人や道具の力を借りることができる人のほうが、何でも1人でやろうとする人より、イイ結果を出しやすいということがわかるだろう。

これ、会社も同じで、何でも自前でやろうとすると、結果として余計な手間や時間がかかってしまったり、要求通りの性能や結果が満たされなかったりしてしまいかねないのだ。

確かに、経理帳簿の“外注費”の欄にはそれなりの額が計上されてしまうが、人件費や販管費の欄もちゃんと見た上で判断しないと、実際にはもっと余計な金が出てしまっている場合もある。

自分より上手い・はやい・安いところは、バンバン使ったほうがお得なのである。

すごい人やすごい会社ってのは、自分の弱点をちゃんと認めたうえで、その弱点を補う策をちゃんと講じているからこそ、すごいのである。

2007/03/15

身の丈。

Image_101カイゼン活動とか、5S運動なんかをやっていると、「トヨタでは~」と言っては、管理する為の書類をしこたま用意させたり、なんだかわけのわからないポストを用意させたりするコンサルタントの類いがよく居るが、それを言われるがままにウチのような中小の製造業がやったら、販管費の比率が高くなりすぎちゃってダメだ。

もちろんしっかりしなきゃいけないところはどんなに小さな会社であろうとしっかりしなきゃいけないのだが、『それ、ウチでやる必要ある?』って感じるようなものは、何も今やらなくたってイイ。

それより、持っている人材と設備の中で、ホントにしっかりしなきゃいけないところにだけ労力を集中投入し、必要だけど優先順位が高くないコトや不必要なコトは今は要らないし、もうやっているんだとしたら、一旦捨ててしまう勇気も必要なんだと思う。

中小企業には中小企業のイイところがあるわけで、全てのやり方を大企業と同じにしてしまっては、中小企業の存在する意義も価値もなくなってしまうのだから。

2007/03/08

ガンバル。

Image_93ガンバルって言葉はとても抽象的で、じゃあ何をすれば頑張ったことになるのかが全くわからない。

会議なんかで「ハイ!頑張ります」って言う人多いけど、具体的に何をどうするのかを聞くと、こういう人に限って、アイデアやプランが全く無いってこと多い。

それに、ガンバルにしたって、苦しいけどガンバルのと、楽しいから頑張れるってのは違うと思うんだよねぇ。

頑張りますって言ってる人は、心のどこかでイヤイヤやってたり、やらされ感を持ってたりするんだと思う。

だって、楽しくて頑張っている人だったら、わざわざ「頑張ります」って言わないでしょ?

もちろん、楽しくて頑張っている人だって、毎日面白おかしく過ごせてるわけでもないし、イヤなことだって多いんだろうけど、それでも遣り甲斐だとかお客様の感謝の言葉なんかがあるから、仕事が楽しくて頑張れるんだと思うんだよね!

そんなふうに仕事をやれれば、常日頃から“どうすればもっと良くなるか?”を考えながら行動するようになるだろうし、自分なりの意見だって持てるようになるので、いざという時に具体案も出やすくなるんだと思う。

仕事なんだから頑張るのはあたり前で、具体案をいつでも出せれるよう問題意識を常に持たなきゃならないわけだが、そのためには、まず仕事を楽しむことが大切なのではないかな?

2007/03/01

したいこととするべきこと。

Image_91先日、芸術家の表現について語ったが、これって何も芸術に限ったことではない。

例えば、人とのコミュニケーションにおいて、思ったことをそのままストレートに言ってしまったら、ギクシャクすること間違いない。

例えば、朝起きようとして、まだ眠いからと会社に向かわず再び眠りについたら、そのうち自分のデスクがなくなっているだろう。

このように、言いたいことと言うべきことや、やりたいこととやるべきことだって違うのだ。

これを聞くと、『んなの知ってるよ!』とみんな言うだろうけど、じゃあそれ、ホントに実行できてる??

ボクはちょくちょく失敗しちゃって、後悔に苛まれてばかりだ。

今ここで怒鳴ったら良くないと解りつつ、ついつい声を荒げて怒鳴ってしまったり、今ここで出て行くべきではないと解りつつ、問題に首を突っ込んじゃったり、今ここで食うべきではないと解っているのに夜中にラーメン食っちゃったり・・・。

なので、理解していても、いざ実行するとなるとなかなかできないものなのだ。

天性の勘やもともとの人間性だけで上手くやれる人もいるのだろうが、ボクのようなぶきっちょは、もっと自分で自分をコントロールしないと、マーケットにもコミュニティーにも受け入れてもらえなくなってしまう。

もっと自己鍛錬をしなくては・・・。

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