断る。
先日、ブラリと海外へ行って来たのだが、その際、とあるバーで飲んでいたら、入り口で客と門番とが口論していた。
このお店は店の雰囲気を維持するため、ドレスコードを設けているのだが、なんでもその客、「金はキッチリ払うんだから服装なんかどうでもいいだろ!!」とトグロを巻き、札束を見せびらかしていたのだとか・・・。
確かに、金を払う側には払う側の言い分があるのだろうが、お店の側にも客を選ぶ権利がある。
一人、このような客を許してしまったら『なんでアイツだけ?』という話になり、段々基準が甘くなってゆき、結局その辺のお店と何ら変わらなくなってしまうであろう。
そんなお店、今来ている客には何の魅力も無いから、既存客は他の店へ流れていってしまう。
それを阻止するためには、たとえ札束を目の前に置かれようとも、断るべきことは断ることが大切だ。
結局、お店は頑として店内に入れることはなく、その客は捨て台詞とともに帰って行ったのだが、お店の判断は正しかったと思う。
目先の小事に囚われず、先を見越した判断が大切なのである。